拘束時間が長い歯科医院の仕事

昼休みが短くなることもあります

歯科医院の多くは午前診療と午後診療に分かれており、間に2時間ほどの休憩時間をはさみます。
内科などでは4時間から5時間ほど間が空くことを考えると、歯科医院の昼休みは短いのに診療時間は長いため、スタッフの拘束時間もおのずと長くなってしまいます。
例えば診療時間ぎりぎりに急患が飛び込んできた場合、個人経営の歯科医院ではほとんど断ることはありません。


そのため診察時間が過ぎていても治療が行われ、2時間は休みと標榜していても、実際には1時間ほどしか昼休みがないということも珍しくありません。
また急患がなくても予定していたよりも治療に時間がかかって、昼休みに突入することもしばしばです。
歯科医院では治療が終了したら使用した器具を洗浄し、滅菌する準備もしておかなければなりません。
この作業に時間がかかることも多く、この点も昼休みが短くなってしまう要因の一つです。

実働時間と拘束時間に差がある

歯科医院の中には会社帰りのサラリーマンやOLでも利用しやすいよう、夜の8時や9時まで診療しているところも増えてきました。
しかし個人経営の歯科医院ではその多くが、夜7時もしくは7時30分ぐらいまでの診察となっています。
朝は9時や9時半くらいから始まりますので、仮に午前が9時から13時まで午後が15時から19時までで、間に2時間の休憩をはさむとします。
これで実働時間は8時間ですが、拘束時間を入れると10時間になってしまいます。
9時から診察が始まるならば最低でも30分前には出勤する必要がありますし、夜も後片付けに30分かかったとしたらさらに拘束時間は伸びて行きます。
このように歯科医院での勤務は、実働時間は標榜されている通りの8時間であっても、拘束される時間がかなり長い職場なのです。

半日勤務も同様

歯科医院では水曜と土曜は午前診療だけにしているところも多く、平日に行くことが難しいサラリーマンなどには土曜日の診療は大変助かります。
学校も土曜日は休みですので、子ども連れで歯科医院に通う人も大勢います。
そのため午前診療だけと言いながらも、実際に終わるのは14時近くになることも多いのが現状です。
水曜日は翌日からも仕事があることを考えると遠出することもままならず、結局外出を諦めるという人も歯科医院スタッフの中にはよくいます。
歯科医院での勤務は実働時間と拘束時間に開きがあり、長く拘束される仕事であると考えておいた方がいいでしょう。

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