新しく開院する歯科医院の特徴
今やコンビニエンスストアより多いと言われる歯科医院は、林立するところでは向かい合って建っていることもあるほどです。
特に新しく開院する歯科医院では、駐車場を完備して患者が通院しやすい環境を整えています。
新規開院する歯科医院の歯科医師は、平均すると30代前半から半ばくらいの年齢が多く、これは歯科医師が歯科大学を卒業後、一定期間個人経営などの歯科医院で治療にあたれば、数年で独立することが可能だからです。
これは内科と比べて、歯科の経験を積む範囲が狭いことが理由として考えられます。
内科医院を開院する医師の多くは、様々な大規模病院で勤務した経歴を持っていることが多く、またそれだけの経験を積まないと個人経営をしていくのが難しいとも言えます。
命に関わるような疾患の場合、数多くの臨床経験を持っている方がいいのは言うまでもありませんし、大規模病院へのパイプを持つことも新規開院時には必要になってきます。
内科医院の医師が50代くらいで自分の医院を持つのに比べると、歯科医院は若い時に開院することができるのが大きな違いです。
細かい作業が多い歯科医師の仕事
採血や注射などの処置を看護師に任せることができる内科医院と違って、歯科医院ではほとんどすべての処置を歯科医師が行います。
歯科衛生士は国家資格を持っていますが、麻酔などの医療行為を行うことはできないため、歯石を取る時に麻酔が必要になれば歯科医師に麻酔をしてもらわなければなりません。
歯科処置では狭い口腔内に小さな金属をセットしたり、子どもの歯に詰め物をする時は極小サイズを扱うことも珍しくありません。
噛み合わせの調整は削り過ぎてしまうと歯がうまく噛めなくなってしまうため、少しずつ削って調整をする必要がありますし、数ミリ単位で根幹に詰め物をする処置もあります。
歯科医師の仕事は、まさに細かい作業のオンパレードと言っても過言ではありません。
歯科医師の悩みで多いのが目
細かい作業をしている時はつい瞬きするのを忘れがちで、一点を見つめて削ったりすることの多い歯科医師は、眼精疲労に悩まされている場合が多くあります。
また年齢が上がると誰しも避けて通ることのできない老眼という症状もでてきますので、歯科医師によっては治療を行う時に拡大鏡やルーペなどを使用して対処しています。
開院したての若い歯科医師は、目の健康年齢が若いという点も持ち合わせていると言えます。