歯科医師の説明が分かりにくいときはどうすればよいか

専門用語を多用する歯科医師

統計によると最も変人が多いのは歯科医師だという、大変興味深いデータがあります。
非常に頭が良く勉強はできるのだけれど、どこか普通の人と違うという印象を与えるのもまた歯科医師だとのことで、歯科医師がこわいというイメージはこのようなことも影響しているようです。
近年の若い歯科医師の中にはできる限り分かりやすい説明をするために、わざと平易な言葉を使用することが増えてきています。
しかし中には難しい専門用語を用いて説明を行う歯科医師もおり、患者にしてみれば何を言われてもちんぷんかんぷんということにもなりかねません。
このような歯科医師は患者の側に立っているとは言えず、きちんとした説明責任を果たしていないと言えます。
このような歯科医院にかかった場合、患者が取るべき最善の策は果たしてあるのでしょうか。

分かりやすい言い方での説明を求めてみる

何をするのかさっぱりわからないままでは、治療を受けることに対して大きな不安を抱くことになります。
またどれぐらいの治療期間がかかり、費用もどれだけ必要になるのかも大いに気になるものです。
専門用語を並べて一方的に説明されたときは、分かりやすい言葉に置き換えて理解のしやすい説明を求めてみることをおすすめします。
歯科医師によっては説明で異論がない場合、理解できたものと受け取っていることがありますので、きちんと依頼すれば分かりやすい説明に変えてくれることも少なくありません。
しかし説明を求めてもあまり変化がない場合は、それ以上の分かりやすさを期待することは難しいと思われます。
治療に関する説明はこれから処置を始めるにあたっての第一歩ですから、それが踏み出せないことにはスムーズな治療は望めないと言ってもいいでしょう。

歯科医院スタッフに尋ねる

今一つ納得できないままに治療が始まってしまったなら、歯科医院で働いているスタッフに尋ねてみるという方法があります。
スタッフは歯科医師の最も近くにいる存在ですので、場合によっては歯科医師の説明に対して補足説明することが可能です。
もしもスタッフが分からないときは、尋ねたいことを話して次回来院した時に歯科医師に説明してもらえるよう、頼んでおくという方法もあります。
尋ねたスタッフが歯科衛生士やベテランの歯科助手なら、聞きたいことを理解してくれるはずですし、聞かれた以上はきちんと説明する義務を歯科医師は負っています。
分からないままもやもやとした気持ちを抱え続けるより、当然の権利として分かりやすい説明を求めても何の問題もありません。

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